デンマークに出張したその4

出張中のほとんどを郊外の町で過ごしていたため、観光する時間はほとんどなかったのだが、唯一帰国する飛行機出発前の数時間だけコペンハーゲンを観光できた。

コペンハーゲンと言えば「世界三大ガッカリ」にエントリーされる「人魚像」が有名だが、コペンハーゲン中央駅からだと徒歩ではチト遠い。
そこで、「地球の歩き方」では町中のそこかしこに存在すると書かれている「無料のレンタルサイクル」を探すことにした。この自転車は町中のいたるところにレンタルサイクル置き場があり、20クローネ硬貨を挿入することで鍵を外し、使用後、どこでもいいので置き場に返却すると20クローネ硬貨が返ってくるという仕組みらしい。

ひとまず駅の周辺から置き場めぐりを始めたのだが、置き場は見つかるものの肝心の自転車が出払っている。数カ所探したところでやっと1台確保できたのだが、同行者がいるためもう1台必要。もう数カ所探してみたがサッパリみつからないため、自転車探しはあきらめることにした。

地球の歩き方を見て、いとも簡単に自転車が借りられると思っている人にはこれだけは忠告しておく。

「無料レンタルサイクル、全然探し出せないから!!!」

そうはいっても1台は確保できたため、自転車に乗った同行者と別れてそれぞれ観光することにした。同行者はどうやら人魚まで行くようだ。

私は以前から一度見てみたかった「デンマーク王立図書館」に行ってみることにした。以前にアナザースカイで佐藤可士和さんが出演した際に紹介されていて個人的に是非行ってみたかった場所である。

同行者と別れてしばらく歩くと川(運河?)沿いに黒光りする建物が見えてきた。


確かに「ブラックダイアモンド」である。建物にたどり着いたのだが、入口がどこかわからずグルリと一周。運河沿いでなんちゃって(?)人魚像を発見。

一周して元に戻ったところで回転ドアから出てくる人を発見して、入口らしきものを発見。ちょっとわかりにくい入口だった。一周している間に1F部分はカフェや売店があったため、おそらく普通に入って良いと判断して入場してみた。

しばらく歩いて行くとちょうどセンターな部分に吹き抜けがあり、2Fへのエスカレータが伸びていた。吹き抜けには何カ所か渡り廊下のような部分があり、もっとも上の廊下(6Fくらい?)で写真を撮っている人もいる。ひとまず2Fへ。エスカレータはここで終わっている。道路をまたぐ渡り廊下があったため渡ってみると、どうやら旧館へとつながっているようだった。旧館とはいっても現役のようで市民の皆さんがノートパソコンを広げて普通に利用していた。

新館に戻って、先ほど誰かが写真を撮っていた上階の渡り廊下を目指してみた。どうやら階段がてっとりばやいっポイ。上階から吹き抜けを撮影した写真がコレ。


写真が汚くて申し訳ないが、とても気持ちのいい空間である。観光客も結構見に来るという理由もわかる気がした。


ひとまずデンマーク出張記はこのへんで終了かな....
 

Q.E.D.証明終了(43) (講談社コミックス月刊マガジン)

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